経営管理体制(ガバナンス構築支援)

持分の定めのある社団医療法人の新規設立ができなり、一定規模以上の医療法人に対して公認会計士による監査が義務付けられるなど、医療法人の公益性、透明性を強化する法改正が続いています。公益性の高さから、安定した経営に関する理事の責任も明確化されており、経営管理体制(ガバナンス)の構築は、医療法人にとって早期に対応すべき課題の一つとなりました。

しかし、多くの場合、医師でもある理事の方々は日々の業務に加えて、医療分野の知識のアップデートやサービスの向上に取り組むだけで、手いっぱいというのが現状ではないでしょうか。

当事務所では、社会医療法人・医療法人の会計監査に携わってきた実績に基づき、専門家として経営管理(ガバナンス)の構築に関するさまざまなサービスを提供しています。

 

経営管理体制(ガバナンス)とは

経営管理体制(ガバナンス)といっても、その定義は人によってさまざまです。経営理念や倫理観の伝達、法令遵守や適切な医療業務を提供するための体制作りなど、どれも重要な経営管理体制(ガバナンス)の要素ですが、当事務所では、公認会計士、税理士としての経験を活かし、正しい経営判断をするために、財務数値を適時、適切に把握する体制の構築を中心として、サービスを提供しています。

 

経営管理体制(ガバナンス)の重要性

病院、クリニックで起きた不正、横領事件をニュース等で目にする機会がありますが、経営管理体制(ガバナンス)の重要性を理解していれば、もっと早く気付くことができたのではないかと思わずにはいられない事例が多く見受けられます。規模が大きければ大きいほど、管理は複雑になり、関係者に及ぼす影響は大きくなります。経営管理体制(ガバナンス)の重要性を理解し、きっちりとした体制を構築できていれば防げたのであれば、管理側の責任は軽いものではありません。

経営管理体制(ガバナンス)は安定した事業運営のための体制であり、効果的に機能しているうちは問題にならないため、その必要性が分かりにくいという特徴があります。しかし、ひと度、問題が起きるとその影響は計り知れません。従業員と信頼関係が築けているからと安易に考えるのではなく、ガバナンスを構築することが管理者の使命であることを十分に理解する必要があります。

また、正しい数値を適時、適切に把握できなければ、経営判断を誤ってしまう可能性があります。変化の激しい昨今の状況において、少しの差が大きな影響につながりかねません。特に、理事が親族で占められているなど、今まで外部の目線で見られたことがないという場合には、一度専門家に見てもらうと大きな発見があるかもしれません。

 

ご支援業務

経営管理体制(ガバナンス)の課題調査

他の病院、クリニックの管理体制がどうなっているのか情報がなく、今の管理体制で不都合を感じていないお客さまにとって、経営管理体制(ガバナンス)に課題があるかどうかを判断するのは難しいことです。潜在的な課題が大きな問題へ発展する前に、病院、クリニックの経営管理体制(ガバナンス)に熟知した専門家として、課題の発見や改善活動をご支援いたします。課題があるか分からないというお客さまからもご相談いただいております。

 

改善支援

課題を把握できたとしても、改善に向けて具体的に日常の業務に落とし込んでいくことは、さらに難しいことです。なぜなら、実際に業務を担当する方、全員に改善の必要性や新しい仕組みを理解してもらう必要があるためです。特に、余裕がない状況で従来のやり方を変えるのは、間違いが生じ易くなるといったデメリットも考えられます。当事務所では、管理者の方、担当者の方、双方のご負担を最小限に抑え、スムーズに運用できる体制作りをサポートいたします。

 

資金調達のお手伝い

当事務所は医療、クリニックの資金調達にも多くの実績を有しております。経営管理体制(ガバナンス)の構築支援だけでなく、資金繰りや資金調達についても合わせてお願いしたいというお客さまに対するご支援もしております。詳しくは「医院・クリニックの資金調達・融資について」をご参照ください。

 

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